好い加減にいい加減

命は短し愛せよ乙女

「『毛』問題~薄さと濃さと調和~」

生まれ変わったら何になろうかと考える。

人間がいい。男がいい。切望する。

デカくてまん丸とした瞳はいらないので、スッと通った鼻筋がある面であってほしい。欲を言えばエラが張りすぎているわけでなく、デカイ顔は避けたいところ。

 

よくよく考えると上述したものは、私のタイプだ。散々顔に興味は無いなどと言っている私だが、数年前までの彼氏たち(ノーカン含め)は概ねみな似たようなご尊顔をしていた。デカ顏でもなくまん丸とした目でもなく、切れ長の目でキレイに通った鼻筋で、なおかつ男性らしい鼻だった。芸能人で言えば『森山未來』や『細美武士』と言ったところだろうか。そう、何を隠そう私は数年前まで鼻フェチだったのだ。男女問わず綺麗な鼻をを見ると「あぁあ美しい」としばし見惚れていた。コンプレックスの裏返しだったのかなんなのかはわからないがとかく綺麗な鼻を見るとたまらない気持ちになった。

 

まさかその数年後、ぶたっ鼻と交際するとは予想だにしていなかったが。言い訳がましいがそのぶたっ鼻の彼もまた、鼻筋だけは綺麗に通っていた。そしてまん丸すぎずハッキリとした綺麗な目をしていた。若い頃はさぞかしモテたのだろうなという見た目であった。一緒に風呂に浸かっている時などは、彼の長く豊かな睫毛にまとわりつく水滴が妙に魅力的だった。ちなみに私は水分がまとわりつくほどの睫毛を持ち合わせていない。これもまた自分にない物を持っている人間に惹かれていたということなのだろうか‥

 

話を「毛」問題に戻そう。

 

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女性のムダ毛に関してはコメントを控えさせていただく。男性の「毛」に関して。

顔が薄めの(いわゆる森山未來系)人は薄めの体毛でいてほしい。

顔が濃いめの(いわゆる山田孝之系)人は体毛濃い位がちょうどよい。

 

想像してみよう。森山未來の毛が濃かったら。すね毛がボーボー胸毛も腹気もボーボー、口周りは青い‥なんて状態そそられるだろうか?私はそそられない。

想像してみよう。山田孝之がトゥルットゥルだったら。あのワイルドさは醸し出せないのではないだろうか。睫毛がうっすくて、ガツンとキリリとした眉毛が無いだなんてなんだか物足りやしないだろうか。

 

友人に子犬顔の細くてスラッとした小顔の男性がいる。何年かの付き合いがあるのだが言い出せない点がひとつある。『ヒゲ脱毛したらモテると思うよ』ということである。薄め顏で子犬顔で、ある程度顔のパーツは整っていてスタイルも良い。しかも某コムデ◯◯◯ソン勤めということもあり大変にファッショナブルなのである。だのに何かが足りない。それはと言えば、お口周りが青々としていることだ。実物もそうであるし、写真で見てもすぐにわかってしまう位なのだ。心底勿体無いなと思う。(世の薄顏ボーボーの方々、大変に申し訳ありません)

 

と、ここまで私の偏見溢れる嗜癖を述べてきたが、あくまでこれは自論であって「毛」問題によって異性として見れるかどうかはまた異なる。(むしろ交際相手の顔の薄さ濃さ毛の云々などはどうでもいい)

 

今回の結論は『毛』と『顔の濃さ薄さ』の調和ってなんとなく大事だよね。ということだ。薄めの味付けのご尊顔をされていらっしゃる方で、お口周りがボーボーの方は脱毛にチャレンジしてみるのも一手かもしれない。するととたんにモテキがやってくるかもしれない。という話し。

 

 

 

「俺、顔濃いけど『毛』は薄いよ?どうしたらいいわけ?」という殿方は‥申し訳ないが私もどうしたらいいかわかりません。しかしながらそんな方々に対して私は勝手に同胞感を抱きます。

 

 

何故ならば

 

 

私は睫毛と眉毛がめちゃくちゃに薄いのだが、頭髪と体毛だけはやたらとフッサフサだからである。これはもう女性として悔しいったらないよ。残念賞。

 

肌の露出が増えるにつけ、比例するかのように気にしてしまう『毛』問題。私もうまいこと向き合い処理していきたいなと思う夏の匂いを感じずにはいられないこの頃なのであった。

 

 

 

 

以上